男女比のおかしい世界でドm転生者が反省会(意味深)に嬉々として参加する話

あらすじ

 転生したm男の速水は貴族学園でいじめられていた。しかし、その状況は速水自らが狙ったものだった。
 男子の出生率が異常に低く、淫魔のいるこの世界での罰則はエロいものばかり。
 そんな世界を謳歌する速水に理事長が反省会という名の快楽拷問を行う。

本編

『アナル(前立腺)舐められて腰を前に突き出すけど、そこにも口があって前も後ろも快楽地獄』みたいの好きなんだけど、わかる同士いる?


 気が付いたら転生していた。
 何を言っているかわからないと思うが以下略。

 転生先は現代日本。
 剣と魔法の世界ならチート無双するつもりだったので残念だ。

 だが、現代日本と一口に言っても前世と全く同じ日本ではないようだ。
 異なる部分が多々ある。

 具体的には女性と比べて男性の出生率が異常に低いことや普通に貴族がいることがあげられる。
 一応、選挙権は平民にもあるが、国会議員なんかは全員が貴族だ。
 どれだけ貴族が優遇されているのかは、ここから推し量ることができるだろう。

 他にも、この世界では淫魔と呼ばれる種族がおり、人間の分泌液を主食としている。
 つまり、人間の分泌液に一定の価値があることになる。

 当時はエロ本みたいな設定に興奮したものだが、実際には前世と変わりない日常を送っている。
 というのも、淫魔や貴族は平民と住んでいる場所が違うため、普通に生活している分には見ることすらないのだ。

 ◇ ◇ ◇

 そんなこんなで前世と変わらない生活を送っていた俺も高校生になった。

 通っているのは貴族学園という名門校だ。
 入学試験は難しかったが、前世の知識貯金があるおかげで余裕を持って合格できた。

 学園内の男女比は驚異の97:3。
 これでも男子が多いほうだというのだから驚きだ。

 割と順風満帆な人生を送っている俺だが、現在一つ問題を抱えている。

 ピッ

 学園支給のスマホをタッチすることでドアが開く。
 学生全員にスマホを支給する辺りは流石名門というべきか。

 スライド式のドアをくぐり抜け、自席に向かう。
 たどり着いた机の上にはカラフルな布切れが数枚乗せられていた。

 濁すのはやめようか。
 俺の席の上には女性用の下着が5枚、乗せられていた。

「クスクス」「ふふっ」

 周囲から失笑が漏れる。

「あらあらあら。いけませんは速水さん。今日は下着泥棒ですか?犯罪はどうかと思いますわ」

 口に扇を当てて上品に笑うのは一条あかね。
 俺をいじめている主犯で、公爵という大貴族の一人娘だ。

 昨日は盗撮犯にされたが、今日は下着泥棒のようだ。
 なかなかにふざけているが、こんなことは日常茶飯事のため諦めて片づけを始める。
 とはいっても、この下着をゴミ箱にぶち込むだけだが。

 キーンコーン、カーンコーン。

 スピーカーからチャイムが流れる。
 談笑をしていた生徒たちは机につき、教室の前のドアが開き担任が入ってきた。

 担任は教卓に荷物を置くと口元に意地の悪い笑みを浮かべる。

「今日のHRホームルームを始める前に、まずは下着泥棒に制裁を与えるとしましょうか」

 すでに下着はゴミ箱の中なのだが……
 まさか、この担任には過去でも見えているのだろうか。

 と、ふざけたところで現状は変わらない。

 そもそも、このクラスには一条という大貴族に逆らえる者がいないのだ。
 クラスの人間は担任のように積極的に取り入ろうとする者か、極力関わらない者の二通り。
 俺の救済を願う物好きなど、どこにもいない。

 もちろん、いじめられているのには理由がある。
 それは俺が孤児院出身だということだ。

 貴族学園は、その名の通り多くの貴族が通っている学園だ。
 そんな中、平民どころか親のいない孤児の俺は泥まみれの獣にでも見えるのだろう。

 だが、俺は別にいじめに困っているわけではない。
 むしろ喜んでいると言える。

 その理由を説明するには、この学園のシステムを説明しないといけないだろう。

 この学園は『スクールカースト至上主義』とでも言うべきものが根底にある。
 スクールカーストの上位者がすべてにおいて優遇されるのだ。
 極端な例を挙げると、多少の犯罪行為くらいならば許可されている。

 外部機関に訴えたらいい。と思うかもしれない。
 だが、外部機関の上位役職はことごとく貴族である。こういえば分かると思うが、訴えたところで握りつぶされるだけ。
 何の意味もないのである。

 また、学園の特徴はそれだけではない。
 毎月一定量の分泌液を淫魔に収めているのだ。

 建前としては『サキュバスの社会参加を促す慈善事業』だっただろうか。
 本来、分泌液の搾取は囚人の刑罰に用いられるもの。囚人ほど強い責めでないとはいえ、敗者への反省のために刑罰を導入するのは少しやりすぎな気もする。

 だが、それでいい。それがいい。

 前世からドmだった俺としては、この学園の刑罰は決して忌避するべきものではない。むしろ歓迎すべきことなのだ。

 しかも、この世界は男性が少ないため、責め手は基本的に女性だ。
 公的に女性からいじめて貰えるなど『ご褒美』としか言いようがないだろう。

「そうですね。では、盗んだ下着の枚数分、自分で陰茎をしごきなさい」

 担任から下着泥棒の罰として指示されたのは公開オナニー。
 屈辱的で背徳的な素晴らしいイベントだが、問題がある。

 手を5回動かしたら終わりなのだ。

 まるで意味などない。
 ただ集まった女性にチンポを見せつけ、少し握ったら終了。
 気持ちよくもなんともない。

 俺が抱えている問題とはコレ。
 『罰則が優しすぎて気持ち良くなれない問題』である。

 どうやら男性が極端に少ないために責め手が加減を知らず、このような見当違いの状況が起きているらしい。

 どうにかしたい。が、いじめられている俺に現状できることはなく、入学してから3ヵ月が経過していた。

 ◇ ◇ ◇

 昼休みが終わり、午後の授業が始まる。

 午前中に受けた罰は朝のHRホームルームのほかに2つ。
 チンポを軽くはたかれ、乳首をつままれただけ。

 焦らしプレイでももう少し触ってくれるぞ!

 いつもなら積極的に罰を受けながら残り2限を受けるのだが、今日は違う。
 クラスごとに整列して連れてこられたのは体育館だ。全校生徒が集められている。

 これから行われるのは反省会。
 この1学期を通して最も多く罰則を受けたものを見せしめにする会だ。

 言うまでもないと思うが、罰則を受けた回数ナンバー1は俺。
 いじめられて自分から罰を受けに行ったこともそうだが、ほかの生徒をかばって罰則回数を稼いでいたので間違いないだろう。
 

 ちなみに反省会は『普段の罰則とは比べ物にならないくらいキツイ』らしいので、かなり期待している。
 具体的にどれくらい期待しているのかというと、一週間オナ禁をするほどだ。

 ピー、ガチャ。

 最後のクラスが体育館に入ると出入口となっているドアが閉められ電子ロックがかけられた。
 教室もそうだったが、犯罪まがいの罰則が課せられる貴族学園では逃げ出す生徒がかなり多い。その逃亡を阻止するために設けられているのが電子ロックだ。

 正面玄関や教室、体育館など出入口には全て取り付けられている。
 学園支給のスマホがなければ開くことはなく、授業中などは教師用の端末でしか開かない徹底ぶり。

「それでは今回の反省者を発表する」

 電子ロックに気を取られていると、いつの間にかステージには理事長が登壇していた。

「1-B、速水こう。貴様が今回の反省者だ。ステージへ上がれ」

 吐き捨てるように告げる理事長。
 この理事長は極度の選民思考の持ち主で、常日頃つねひごろから『平民を神聖な学園に入れたくない』と訴えていることで有名だ。

 そんな人物が用意する徹底的な罰則。
 思わず股間が膨らんでしまう。

「はい」

 返事をすると人波をかき分け、ステージを目指す。
 クラスが後ろの方に配置されていたため、前に出るのも一苦労だ。

 途中、生徒たちの間にベッドが見えたがどう使うのだろうか。楽しみで仕方がない。

 ステージに上がり、理事長の前に進み出る。
 すると理事長は汚物を見るような目を向けてきた。

「これまで多くの反省会を行っているが、貴様ほど罰則が多い反省者は初めてだ。貴様は今学期、例年の反省者の2倍以上の罰則を受けている。よって、反省には相応に重い罰を用意した。感謝することだな」

 傲慢に告げた理事長はステージを後にする。
 その顔には、平民の問題児に対する侮蔑の色がありありと浮かんでいた。

『理事長先生、ありがとうございました。それでは反省者、速水こうは衣服を脱いで下さい』

 いきなり全校生徒の前でストリップショーを披露しないといけないらしい。とは言っても特に問題はない。

 普段の罰則で『全裸で2分待機』のようなものがあるのだ。
 全校生徒の前は初めてだが、かなりの回数脱いできたので慣れている。

 パパッと制服を脱いで全裸になると腰に手を当て股間を強調してみる。
 下手に隠すよりも自信を持って晒した方が恥ずかしくない。

『そ、それではステージを降りて、体育館中央にあるベッドへ向かってください』

 俺のあまりにも慣れた様子に司会の先生が困惑している。

 気分を良くしているとステージ上に2人の先生が現れた。
 一人は身体能力の高い体育教師。もう一人は俺のいる1-Bの担任、一条の回し者だ。

 逃亡防止のようだが、俺は逃走する気がない。

 ステージを降りると堂々と歩みを進める。
 生徒たちが両脇に分かれ、ステージからベッドまでの一本道ができていた。

 全校生徒の視線が俺に集まっている。
 男子生徒からは哀れみを含んだ、女子生徒からは獣欲にたぎった視線だ。
 毎回、反省者に選ばれるのは女子生徒なので、こうしてあられもない姿を晒している男が珍しいのだろう。

 一本道を歩く中、俺の心にふと魔が差した。

 もし、このタイミングで逃走を図ったらどうなるのだろうか。

 逃亡防止の先生は前後を挟むだけで一切身体を拘束する様子はない。
 逃げようと思えば逃げられるだろう。問題は電子ロックのかかったトビラだが、別に本当に逃げる必要はないのだ。

 『逃亡を図った』という事実があれば、これから行われる罰則に容赦はなくなるのだから。

 思いついたのなら試してみるしかない。
 前にいる体育教師は身体能力が高くかわせないだろう。やるなら担任だ。

「はっ」

 気合を入れて振り向いた俺は、身体を低くして担任の左わきを走り抜ける。
 担任は驚愕を浮かべ手を伸ばす。が、俺の身体にかすりもしない。

 よし、抜けた!
 とりあえず、このままステージまで走り抜ける!!

 全力疾走の最中、ふいに身体が浮き上がった。
 考える間もなく視界が反転する。

 ダン、と身体が床に叩きつけられた。
 幸い、頭を打つことはなかったようだが節々が痛い。

「こらっ!逃げちゃダメでしょ!!」
「うう……」

 うめき声をあげる俺に馬乗りになる女性。
 学園では見慣れない警察服をまとった姿に驚愕よりも困惑が上回る。

「まったく……。問題行動をしておいて、都合が悪くなると逃げるなんて最低ねっ」

 どうして警察がこの学園に?
 警察が介入できるなら、この反省会は違法で取り締まられるはず。

 数々の思考が脳裏をめぐり、思わず硬直してしまう。

 その隙に血相を変えた体育教師と担任が駆けてきた。
 先生方が追いつくと、婦警は俺を立ち上がらせて引き渡す。

 まだ混乱している俺に抵抗する気力もなく、『今度は逃げられないように』と両脇を固めた先生方に引かれ、ベッドへと連れていかれた。

 ◇ ◇ ◇

 ベッドにたどり着くと、その異様な様相が明らかになる。

 ダブルサイズの広いベッドの四方からは鎖が伸び、先端には革の手枷がつけられている。
 鎖の根元には巻き上げ機が付いており、囚われたら最後、解放の時まで磔にされるだろう。

 本格的な設備を見て、俺のチンポが起き上がった。
 これまでの焦らしとも言えないような微妙な快楽責めとは違う、本物の快楽を味わえるんだ。

 周りの生徒や先生は起き上がったチンポを化け物を見るような目で見ているが知ったことではない。

 手足がついに拘束された。
 次いで巻き上げ機が回され、身体を大の字で開かされる。

 手足を暴れされてみるが、鎖が緩んだり手枷が外れる気配はない。

『脱走という予期せぬトラブルがありましたが、無事に準備が整いました。これより、反省会を始めたいと思います』

 司会の先生が告げると、俺のもとには先ほどの婦警とこの学園ではない制服に身を包んだ女性が現れた。

『彼女たちは本日の反省会の特別ゲスト、サキュバスのお二人です。婦警の方が白里さん。学生の方が立花さんです』

 あの婦警と学生がサキュバスだと!?
 てっきり、羽やなんかがあるものだと思っていたんだが。

「あ、その顔。さては信じてないでしょ」

 なれなれしく話しかけてきたのは白里だ。
 となりにいる立花は顔を俯かせ恥ずかしそうにしている。

「なに?わたしよりマキちゃんのが好み?」

 やかましい……

『それでは、お二人の準備が整いましたら反省会を始めてください』
「それじゃ、早速♡」

 俺の上に馬乗りになる白里。
 先ほど捕まった時と違うのは、白里のお尻が顔のほうに向いている、ということだろう。

 ピトッ、と手がそえられた。
 片手で竿を、片手で亀頭をつかまれている。

 急所を守れない状態で握られている。
 ドm大歓喜の状態にチンポが一段と硬さを増した。

「ご期待にそえるといいけど♡」

 シコシコシコシコシコシコシコシコ

 白里が超高速でチンポをしごく。

 女性特有の手の柔らかさに高密度な責め。
 ただ手をチンポをしごくのではない。慣れないよう、カリ首や玉袋にも刺激を加えるという熟練の手技。

 一週間オナ禁したチンポでは、とても耐えられるものではない。

「おおおおおおお♡……や、ばい♡イキそう♡♡」
「思ったよりも早漏じゃない♡好きに出しなさい♡」
「イッく!!」

 腰を震わせ精液を吐き出す。

 ようやく、よくやくありつけた。
 これが俺が求めていた快楽責めだ。

 感動のさなか、出された精液を両手に溜めた白里が俺のほうを振り返った。

「飲んでいい?」

 そういえば、サキュバスは人間の分泌液を食べるのだったな。

「どうぞ」
「ゴクッ、ゴクッ。……んっ。美味しい。わざわざ貯めてくれたの?」

 喉を鳴らして精液を飲み干した白里が尋ねる。

 どうやらオナ禁がばれているようだ。
 ……味に違いでもあるのだろうか。

「……一週間ほど」
「ほんと!久しぶりにこんな濃い精液のんだわ。刑務所から届くのは毎日搾ってるから薄いし、その割に希少だから高いのよね~」

 一通り堪能した様子の白里が体位を変える。

 俺の腹の上から降り、股間の間に入り込んだのだ。女の子座りで俺の太ももを押さえつけ見下ろす白里。
 そして、まだまだ足りないと言うように再びチンポに手をあてがった。

「ほんとは優しく搾ってあげたいんだけど、これ見せしめだからさ~。とりあえず、気絶するまで潮吹きしてね♡」

 シコシコシコシコシコシコシコシコ

 再び始まる高速手コキ。
 その刺激は一度受けたからと言って慣れるものではない。

 さらに一回目を出してから、さほど時間が経っていないのだ。
 通常よりも敏感なチンポが受ける拷問のような快楽責め。

「あああああ!!!」

 自然と悲鳴が漏れるが白里に気にした様子はない。

 いや、白里だけではない。
 視界の端に移る生徒や先生たち、何やら荷物を運んでいる立花に至るまで誰も心配などしていないのだ。

 求めているのは残酷なショー。
 その証拠にみんなの瞳は嗜虐的な色に染まっている。

 ゾクッ、と肌に鳥肌が立つ。
 自分でも救えないと思うのは『そんな状況にも興奮している』ということだろう。

「んふっ♡」

 現にチンポは一段と硬さを増し、歓喜の声を上げた白里の責めはさらに激しく、容赦がなくなっていく。

 骨盤ごと引き抜かれると錯覚するほどの強烈な手コキ。
 こらえるように全身に力を入れた俺だが、ついにその時が訪れる。

「ん♡」

 絶頂の直前、チンポが生暖かいものに包まれた。
 咄嗟に射精を我慢しようとするが間に合わない。

「イグッ!!!」

 ビュルル、と二回目とは思えない量の精液が尿道を駆け上がる。

 魂が抜けるような快楽に身体を震わせながら下半身に目をやると、そこにはチンポを咥える白里がいた。
 精液を直飲みしたらしい。

 ちゅぽん、という音を立ててチンポから口を離した白里は、続けて左手でしっかりと竿を握りしめた。
 そして右の掌で俺の亀頭をこする。

 シュ

「っ!」

 その瞬間、チンポに耐えがたい激感が走った。
 思わず全身を暴れされて白里を振り払おうとする。

「言ったでしょ♡これは見せしめ♡これから君は、気絶するまで亀頭責めだよっ♡♡」

 シュシュシュシュシュシュシュシュ

 嬉しそうに言うや否や、右手の動きが加速する。
 俺にできることは身体をビタンビタンと跳ねさせ、少しでも刺激を軽減することだけだ。

 だが、白里は快楽を逃がすことなど許さない

 腰を上げれば一緒に右手も上がり、腰を引けば一緒に右手も降りてくる。
 磁石か何かでくっついているのでないか、と疑うほどの追尾性能。

 数分も亀頭ばかりこすられていると次第に感覚が馬鹿になり、全身が痙攣を起こし始めた。
 そして、おしっこを我慢しているような妙な感覚が大きくなっていく。

「やっばい!!でる!でちゃうからっっ!!!」

 叫んで手を止めるように伝えるが、返ってくるのはいたずらっ子のような笑みだけ。

「漏れる!!!」

 妙な感覚が限界を超え、射精のような、排尿のような不可思議な感覚が尿道を走る。

 液体が鈴口の到着する寸前、チンポは再び白里に捕食された。

 頭が白くスパークする。

「っっっ♡♡!!!……ハァ、ハァ」

 恐らくこれが前世で聞いた『男の潮吹き』だろう。
 全力で走った後のように息を荒げながら思考する。

 チンポを咥えていた白里は頭を上げると、見せつけるように口を開いた。口内には透明な湖が出来ている。
 まるで『これが潮ですよ』と教え込んでいるようだ。

 俺と目があい満足そうな白里は口の中の潮をコクコクと飲み干す。

 そしてチンポに手がそえられた。
 左手は竿に右手は亀頭に。

 シュシュシュシュシュシュシュシュ

「あっ!がっ!!」

 言葉もなく再開される亀頭責め。
 そして快楽から逃れるための淫猥な腰振り。

 俺が意識を失ったのは、それから3回の潮吹きをした後だった。 

 ◇ ◇ ◇

 バチン

 尻を思い切り叩かれ意識が覚醒する。

「っは」

 体勢が変わっている。

 気絶する前は大の字で拘束されていたはず。
 現在は手と首を一緒にギロチン拘束されており、尻を突き出すような前かがみな体勢になっている。

 ギロチンの根元には重りが乗せられており、俺の力では動かすことはできないだろう。

「目は覚めましたか?」

 後ろから声をかけてきたのは立花だ。
 理事長が連れてきたもう一人の淫魔。

「これから、速水さんのアナルを開発していきます。まずは綺麗にするために浣腸をしますね」

 話しながらも後ろから水音がする。
 浣腸用の液体だろうか。

「よいしょ」

 軽いかけ声で肛門に細長いものがあてがわれる。

「力抜かないと痛いですよ」

 ズブリ

 細長いものは一切の容赦なく俺の肛門を貫いた。
 そして腸内に暖かい何かが流れ込んでくる。

「ああっ」

 感じたことのない感覚に、口から言葉がこぼれ落ちる。

「心配しないでください。ただの注射器に入ったお湯です。多少の混ぜ物はしてありますが」
「おいっ!」
「ささ、もう一本入れるので楽しんでください」

 優しく告げる立花だが、言葉の節々から嗜虐の色が感じ取れる。
 大人しそうな子だと感じていたが、やはり淫魔ということだろう。

 そして混ぜ物とはなんだろうか。嫌な予感しかしない。

「二本目、入れていきますね」

 注射器が抜かれて別の注射器が差し込まれる。
 流れ込むお湯に段々とおなかが重くなってきた。

「はい、おしまいです。これから十分、我慢してください」

 十分。
 拘束されている状態では長すぎる。

「暇だな。何か話でもないのか?」
「そうですね。……ではせっかくですし、淫魔の特徴についてお教えしましょうか」

 立花が俺の前に回り込んできた。

 視界に入るこなれた姿は普通の学生のよう。
 これで正体は淫魔というのだからわからないものだ。

「淫魔の特徴は主に三つ。一つはご存知、人間の分泌液を主食とすること。基本は女性の愛液なんかですね。男性は希少すぎて、ちょっとの精液ですら1万円超えるんですよ」

 膝を折り、目線を合わせて教える姿は年下に勉強を教えているようだ。

「ちなみに私たちにも好みはあって、白里さんは精液と潮が好きなんです」

 さっき散々搾られたから知っている。

「立花は何が好きなんだ?」
「私は、腸液が好きですね」

 ニコッと告げる立花に恐怖を覚える。

 だって今されている浣腸、って要は腸液を搾り取るための前準備だろ?
 これから俺はどうなってしまうのだろう。

「二つ目は淫魔の体液です。実は強力な催淫作用があるんです。薄めたものを人間用の媚薬として販売しているくらいなので、効果は折り紙付きですよ」

 白里に散々搾られても感度が変わらなかった原因はそれか!?

 普通なら刺激に慣れてもいいのに、一切刺激に慣れることが出来なかった。
 潮や精液を搾る瞬間だけ亀頭を咥えていたのは、直飲み以外に感度維持も行っていたのだ!

「そして三つ目。人によって異なりますが、身体の一部が搾液器官になるんです。私と白里さんはどちらも口、ですね」

 人差し指を口に当て艶めかしく舐める。

 ……ゴクン

 あまりの色気につい生唾を飲み込んでしまった。これでは犯されるの望んでいるようではないか。

 ピピピピ

「あ、タイマーが鳴りましたね。それでは、栓を抜きますね」

 立花は微笑みながら俺の背後に回り込む。

 お腹が重いのは相変わらずだが、便意はさほどない。もっとお腹が張って苦しいものだと聞いていたのだが。
 これも例の混ぜ物の効果だろうか。

 ヌポンと栓が抜かれる。

「足元にはタライがありますから、いつでも出して大丈夫ですよ」

 先ほどの栓で少し広がっていたのだろうか。
 俺の意思とは無関係につー、と肛門から液体が垂れた。

 この様子なら、いきめばすぐに腸内の水は排水されるだろう。

「皆さんの前ですが、ドバっと行っちゃってください」 

 言われて気づく。
 そういえばここは体育館だったはず。

 てっきり、どこかの部屋に運ばれたと思っていた。
 拘束されているため視界が狭く、2メートルほど正面が壁だったのでそう考えた。が、よく考えたらそれはあり得ないことだ。

 なぜなら今回の目的は見せしめ。
 俺が快楽を与えられて苦しんでいる様子を見せつけなければならないのだから。

 ならば、

「ここはどこだ?」
「ここ、ですか?ステージの上ですよ。ちょうど皆さんにおしりを向けている形ですね」

 目の前の壁はステージの後ろの壁。

 つまり、これから全校生徒の前で肛門から大量の水をひり出さなければいけないのか。

「いまさら恥ずかしくなってきましたか?でも、もう遅いですよ」

 立花が告げる。きっと後ろでは口元が歪んでいるのだろう。

「あまり我慢するのも身体に毒なので、おなかを押していきますね」

 ヒタ、と手がお腹にそえられた。そして背中側にも手がそえられる。

「はい、ギュー」

 両手で潰すようにお腹を圧迫される。
 すると直ぐに気持ち悪くなり、腹筋に力を入れてしまう。

 プシッ

 それが合図だった。

 ジャー

 と、大きな音を立てて肛門から水が排水される。
 足元のタライが受け止めているようだが、中がどうなっているのか想像もしたくない。

「はい、よくできました。全部でましたよ」

 死にそうなほど恥ずかしい。
 いくら反省会とはいえ、衆人環視の中で浣腸とかマニアック過ぎないだろうか。

「それでは、手始めにドライオーガズムを覚えましょうか」

 肛門につぷっと何かが入り込む。

「まずは指でドライオーガズムをしてみましょう」

 ドライオーガズムを目指すそうだが、そんな簡単にできるものなのか?
 前世の記憶になるが、ドライオーガズムを覚えるには長い訓練が必要になる、と聞いたのだが。

 その時、腸内を無造作にほじっていた立花の指先が腸内にある何かを触る。

「んおっ♡」

 身体に電流が流れるような刺激が走り、口から汚い声が漏れてしまった。

「ここ、ですか♡見つけましたよ♡前立腺♡」

 前立腺、だと。

 いやいや、おかしいだろ。
 俺がアナル処女を失ったのは今日この瞬間。

 いくらドmといっても初体験の前立腺でここまで快楽を得られるのはおかしい。

「ちょっと待て、気持ちよすぎるんだが。何しやがった?」
「大したことではありません♡浣腸に使ったお湯に私の体液が溶けていただけです♡」

 混ぜ物、ってこれのことか。

 淫魔の体液は強力な媚薬。
 つまり、俺の腸内は超絶敏感状態ってことk

「お♡」

 不意に前立腺を触られると、どうしても声が出てしまう。

「もう♡我慢できないので、とりあえず一回イかせますね♡」
「おっ、おおおお!!」

 早口に告げた立花の指が腸内を蹂躙じゅうりんする。
 一番感じる前立腺はもちろん、腸内全体が敏感になっているせいでどこを触られても心地いい。

 次第に射精とも潮吹きとも違う、感じたことのない快楽が腹の奥にたまってきた。
 その快楽はたまる一方でなくなる様子がない。

 怖い。

 いつもなら射精している快楽量を優に超えて、なお増え続ける。
 オナニーなら絶対に刺激を止めるほどの極大快楽。

 ため込み、ため込み。
 そして決壊する。

「お゛っ!!!!」

 視界が白飛びし、足ががくがくと震える。
 身体中が幸福に包まれ、何も思考ができなくなる。

「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ」

 余韻だけで身体が喜んでいるのが分かる。
 身体の痙攣が収まらず、頭にピンク色のかすみがかかっているようだ。

「うぅ……」
「落ち着きましたか?」

 まともに思考できるようになるのに数分の時間がかかった。
 その間、立花は指に着いた腸液をなめて恍惚の表情を浮かべていたとか。

 これがドライオーガズムというやつか。
 普段の射精とは比べ物にならないな。ハマってしまいそうだ。

「大丈夫そうなら、本番に移りましょうか」
「ほ、本番?」

 立花は俺の顔を覗き込むようにして告げる。

「まだ、続けるのか?」
「はい。まだまだ飲み足りない人もいるみたいですから」

 困ったように笑う立花。
 何のことかと疑問に思うと、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

「そろそろ、おかわりが欲しいな~」

 この声は白里だろう。
 あれだけ精液と潮を搾っておいて、まだ飲む気なのか。

「そ・れ・に♡味わってみたくない?わたしたちの搾液器官♡」
「搾液器官……」

 正直に言うのなら味わってみたい。

 これまでされてきた責めは、確かに気持ちがよかった。
 前世からドmとはいえ、年齢的な問題でアブノーマルなプレイをする機会がなかった俺にはすべてが新鮮に感じられた。

 しかし、それだけ。
 言い方は悪いが、時間と金をかければ前世の人間でも味わえることばかりだ。

 だが、搾液器官は違う。

 淫魔という前世にはいなかったエロ生物が行う、食事のための搾取。
 前世の記憶にあったような快楽責めとは根本的に異なる、上位者からの搾取。

 それは、どれだけ気持ちいいのだろうか。

「それじゃ♡体勢変えようか♡」

 ◇ ◇ ◇

「はーい♡おっけ~♡」

 拘束が変更された。

 今の恰好はかなり恥ずかしい。
 両手に手錠をはめられ、頭の上に吊り上げられた状態。しかも両脚の間に金属の棒が渡されて閉じられないようになっている。
 『人』の字のような形、と言えばわかりやすいだろうか。

 場所はステージの中央。
 眼下にいる生徒たちが恐れ半分、興味半分で俺の身体を観察しているのがわかる。

「よそ見しないのっ♡」
「私たちに魅力がないですか♡」

 二人から声がかかる。

 立花、白里の恰好は相変わらず警察服と学生服だ。
 体液で一部に汚れがあるものの、気にした様子は一切ない。

「まずは、これから体験する搾液器官を説明してあげるっ♡」
「では、わかりやすい私から説明しますね♡私の搾液器官は、このながーいベロです♡」

 そういって立花が口を開くと、長い舌がべろーんと垂れる。
 小さい口のどこに入っていたのか疑問に思うほど長い舌は、立花の腰辺りまで伸びていた。50cm以上はある。

 こんなに長いのが俺の中に入るのか。

ほのしはへおひりのこの舌でお尻のはかをひへいにひへ中を綺麗にしてあへまふあげます♡」
「わたしの搾液器官はちょっとわかりずらかもっ♡喉の奥がブツブツやヒダヒダになっていて男の子を喜ばせるのに特化してるのよ♡」

 続けて白里が口を開けると、よく見えるように眼前に迫る。
 暗くて見ずらいが、確かに喉の奥に何かがある。

 話を聞くに喉がオナホのような構造になっているのだろう。

 暖かく、ぬめりがあり、よく締まるオナホ。
 耐えられる気がしない。

「6限が終わる15:30まで、泣き叫んでも止めないよっ♡」
「現在の時刻が14:30なのでたっぷりと時間はあります♡」
「精液と潮が出なくなってもなぶってあげるから安心して♡」
「そんなことにはならないと思いますけど♡」

 立花が背後に回り、足元では膝をついた白里が餌を前にした犬のように待っている。

「「いただきます♡」」

 二つの搾液器官が獲物を捕食するまでのわずかな時間。
 期待、恐怖、興奮など様々な感情が走馬灯のように駆け抜ける。

「っっぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

 頭を吹き飛ばされたような衝撃。

 唾液にまみれた舌のヌルヌルの感触と喉奥のハードで粒々な感触。
 異なる二つの刺激にたまらず白旗をあげるチンポ。

 ビュルルルル

「ゴキュ、ゴキュ」

 出した先から飲み込まれていく。
 唯一の救いと言えば、精液を飲んでいる間は凶悪な刺激が弱まることだろうか。

「がぁっっっ!!!」

 そこにもう一人の淫魔が襲い掛かる。

 肛門を簡単に突き破った長い舌は、媚薬にもなる唾液をローション代わりにしてすごい速度で駆けめぐる。
 前立腺をかすめながら瞬く間に腸内を埋め尽くしたそれは、ついに結腸を超えた。

「う゛お゛っっ!!」

 狭い道がこじ開けられ、便秘のようにお腹が張る。
 脂汗が噴き出るが、どうやらそこで舌は止まったようだ。

 安堵したのも束の間、精液を味わい終わった白里が動き始めた。

「グッポ、グッポ」

 下品な音を鳴らしながら顔を前後に振りたくる。
 そこに捕らわれるチンポに与えられる刺激は筆舌しがたい。

 口内で甘やかされた亀頭が飲み込まれ、狭い喉奥にしごかれる。
 次の瞬間には抜ける寸前まで引き抜かれ、舌でカリ首をなぞられた。そして、裏筋をこそぐように舌を当てつつ、再び喉奥まで導かれる。

 途中で射精。

 しかし、止まらない。
 あふれ出た甘露を逃さないよう、強烈なバキュームを追加しながらも動きはさらに早くなる。

「あああああ!!!」

 絶叫しながら腰を引く。が、そこに獲物を待ち構える狩人が一人。

「ジュゾゾゾゾゾ!!!」

 待ってました、と言わんばかりに立花が責め立てる。

 全く動かしていなかった舌を腸内でランダムに跳ねさせ、腸液をすべて吸い取る勢いですする。
 舌先は結腸をチロチロと出入りし、舌の腹は前立腺を押しつぶしたまま細かく振動を加える。

「っっっっ!!!!」

 言葉にならない、とはこのことだ。
 身体を限界までそらし、口をパクパクとしながら酸素を求める姿はさぞ滑稽だろう。

 高みへ打ち上げられた意識が身体に戻らない。
 常に絶頂しているような感覚。

 ブチッ

「グポッ、グポッ」
「チュプチュプチュプチュプ!!!」

「っは゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

 絶頂で目が覚める。
 どうやら気絶していたようだ。

 視界は明滅し、下半身からは限界を超えた快楽が常に送られてきている。

 さらに恐ろしいのは、チンポもアナルもまだ感度が上がっていることだ。
 淫魔の唾液の効果なのだろうが、たまったものではない。

「あ゛あ゛っ!」

 二度目の気絶。

 だが、淫魔どもの知ったことではない。

「グププ、グププ」
「ジュルル、ジュルル」

「っっっ!!!」

 気絶から目覚めると快楽の質が変わった。

 白里のフェラは喉奥を伸縮させることで亀頭をもみほぐす動きに、立花のアナル舐めは舌を左右に捻ることで腸内全体をえぐるような動きに。

「ふぐぅぅぅぅぅ!!!!」

 歯が砕けるほどに噛みしめて快楽に耐える。

 少しでも絶頂を遅らせないといけない。
 そうしないと、干からびてしまう。

 それが気に食わなかったのだろう。再び淫魔の動きが変わる。

「グポポポポポ!!!」

 白里は腰をホールドし逃げられないようにしたうえで、強烈なバキュームを加えてきた。
 それも、ほとんど空気を漏らさない完ぺきなものを。

 チンポは喉奥で固定され、喉をすぼめることで搾液器官である粒々を亀頭に押し付ける。
 たまらず腰を引くが関係ない。ホールドされているため逃げられないのだ。

「ジュルルルル!!!」

 立花も白里と同じく腰に両手を回し、顔を肛門に押し付けた。
 その長い舌を余すことなくアナルに押し込み、腸内を隅々まで満たす。

 そして次の瞬間、舌を口内に戻し始めた。
 跳ね回る舌は腸内の各所を蹂躙じゅうりんし、前立腺が定期的にノックされる。

「ぎゃああああ!!!」

 絶叫を上げ身体が跳ねる。
 気絶こそしなかったものの足腰から力が抜け、淫魔二人に支えられている状況だ。

「ビュルル!!」

 舌を巻き取り終わった立花がさらなる攻勢に出た。

 舌を発射したのだ。
 口をすぼめて水をぴゅーと遠くに飛ばすやつ、の舌バージョンだと考えてもらえばいい。

 もちろん、狙いは前立腺。

「あ゛がっ!!!」

 視界に星が散り、腰が跳ねる。
 もう、何が何だかわからない。

 どちらが上で、どちらが下か。
 気持ちいいのはチンポか、アナルか。
 今は絶頂しているのか、していないのか。

 ◇ ◇ ◇

「う゛……」

 どれほどの時間が経ったのだろうか。
 いつの間にか快楽は止んでいた。

「……ければ、反省者にならないように真面目に授業に取り組むように」

 理事長が話している。

 ……耐えきれたのか。

 正直舐めていた。
 これまでの罰則が軽いものばかりだったので『淫魔と言えどたかが知れているだろう』と。

 それに、これを基準として男子への罰則が引きあがる可能性もある。
 他ならぬ俺がここまでできると証明してしまったのだから。

「それでは最後に、惨めな反省者と淫魔のお二人で記念撮影をしましょう」

 とんでもない提案をしているが、それに抵抗する体力は残っていない。

 手錠につられている俺の隣に二人の淫魔が並ぶ。
 起きていることがバレたら何をされるか分かったものではない。寝ている振りをしたほうがいいだろう。

『はい、チーズ』

 司会の先生の合図で写真が取られる。

 俺はうなだれているので起きているとはバレていないだろう。

「楽しかった?」
「淫魔学校にくれば毎日味わえますよ♡」

 写真が撮り終わると、両隣にいた二人からささやかれる。

 起きていることに気が付かれた?
 いや、仮にバレていたとしても起き上がってはいけない。理事長が辺りにバレたら反省会が延長する可能性もある。
 
 しかし、俺の意思とは反対にチンポは次の快楽を求めて起き上がっていた。


アナル舐め+フェラのサンドイッチを流行らせたい(願望)。

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